<head> <!-- ここにバナーが入るよん --> column 第4回 第4回 「Air」雑感 2000/9/18


さて、今回はKeyから9/8に発売されたPCゲーム「Air」について書いてみます。
レビューと言うほどの文章は書けないので「雑感」と題しておきます。
ネタバレを多少含みますのでコンプリートされてない方は読まないことをお勧めします。

スタッフがスタッフだけに前評判は相変わらず凄かったですね。
でも前評判が高すぎるとやはり否定的な感想も増えるようで、その辺はスタッフもつらいかもしれませんね。


○ シナリオ
いつもの恋愛物かと思いきや、家族愛、姉妹愛に重点が置かれていましたね。
かといって不満なわけではなく、むしろ免疫がないせいかボロボロ泣かされました(笑
みちる・観鈴シナリオではもう後半涙腺緩みっぱなしでした。

設定も気合い入ってますね。SUMMERシナリオは最初別のゲームかと思いましたよ(笑

今まで以上に文章量が増えてボリュームがあるのはいいんですが、相変わらずダラダラと長い印象も受けますね。
今回は特にエンディング付近。終わりそうで終わらないのがもどかしいというか。
ONEみたいなスパイスの効いたギャグも欲しいところですね。
まぁ、「おはこんばんちわ」とか「ゲルルンジュース」にはやられましたが(笑

涙腺緩みっぱなしと書きましたが、その割に山がなかった気がします。
Kanonのあゆシナリオみたいな、ここぞ、という一言がないのがちょっと。
自分には久弥さんのシナリオの方が肌に合ってるのかもしれませんね。

○ グラフィック
CGの塗りは今回もかなりのクオリティです。
佳乃が川に落ちたシーンの水の輝きとか、最強ですね。

けど、原画の方はやはり今回も安定してないです。
いたるさんは毎回そうなんですが、今回Kanonよりレベルダウンした気がします。
ONEもKanonも1キャラは全編安定しているのがいたんですが(個人的ですがONEは茜、Kanonは栞) 今回はあんまり…
強いて言えば美凪ですかね。

でも何かを訴えかけてくるような瞳は好きなんで、今後もがんばっていただきたいです。

○ サウンド
音楽のレベルはいつも通り安定して高いです。
どれもいい曲ですが、敢えて選ぶなら「羽」「此処」「夜想」「蝉衣」
そして、自分の中で今世紀最強のボーカル曲「鳥の詩」です。
今でもこの曲を聴くたびに鳥肌が立ちます。

○ システム
今回も右クリックメニューをメインとするビジュアルアーツシステムですが、
キーボードでも読み進められるようになったり、読み返し機能もついてグレードアップしています。
読み返し機能はロード直後は使えないとボタンがやたら小さいのが難点ですが。
まぁPageUp, PageDownで可能なので良しとしましょう。

当初Win2000ではフェードアウトが効かないと発表されてましたが、これも製品版ではちゃんと対応してて満足です。
あとはカーソルキーで選択肢が軽快に選べるとよかったのですが。

…書いてみたら結構レビューっぽくなりましたね(笑
なんか、ありがちな評価になってしまいましたが。

ちなみにキャラでは佳乃がお気に入り。シナリオは一番弱いけど(苦笑

それでは、次回をお楽しみに〜
…いつになるかな(爆)